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 2018年5月22日(火)

子育て世代対象!子どもの救急講座 in かみの診療所

  • 2009年4月21日(火)
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    3,292

シニアレジデント1年目の中村琢弥です。
2009年4月16日にかみの診療所にて子育て世代のママさんパパさんを対象にした「小児救急(特に乳児BLS)講座」が開催され、そのインストラクターを務めてまいりましたのでその活動報告をいたします。

子供の救急講座

開催場所となった「かみの診療所外部リンクは小児科診療を通して地域に根差した医療を提供している第一線医療機関です。
ここでは2ヶ月に1回のペースで医療懇談会と称して、地域の皆様に医療と接する学習会を開催しています。

その活動の一環としてこのたび、「子どもの救急講座」というお題で学習会が行われ、私も京都家庭医療学センター(以下、KCFM)シニアレジデントとして、教育インストラクターとなって小さなお子さんをお持ちのママさんパパさんを対象に指導してまいりました。

子供の救急講座

当日集まったメンバーは9名でした。8名はママさんでしたが、1組は両親でこられているところもおられ、家族としてわが子を自ら守っていこうとする意思を感じることができました。

たいして、インストラクターは私中村と私の勤務する京都民医連中央病院外部リンクにて腎臓内科・救急科を専門とする井上医師の2名のみ。
本来このような救急コースのインストラクターとしては1名のインストラクターで2?3名の受講生というスタイルが一般的なため、やや多勢に無勢な感じがあり、始める前はなかなか指導は難しいかも!?と感じていました。

子供の救急講座

しかし、実際に始まってみるとお若い方が集まっているということもあり、非常に学習も早く、全体としてスムーズに進行することができました。
具体的には米国心臓病学会(AHA)でいうところの乳児BLSに当たるセッションを約1時間かけて指導したわけですが、私が受け持った5人は最終的には初期対応を一通りスムーズにシナリオベースにこなせるようになっていました。

会の始まりの際にお子さんの年齢も尋ねてみたのですが、ほとんどの方が2歳未満のお子さんをお持ちであり、十分今日の知識を生かしていける環境にあったことも学習効果を高めた一因ではと推測しました。

実際に時間としては予定よりやや超過して終了し、皆さまからも基本的には高評価を得ることができました。

子供の救急講座

家庭医の活動としては、これは家庭医療のコアプリンシプルにおける「地域・コミュニティーをケアする」領域の活動ではないかと思われます。
そういう意味では9名の参加という母数こそ少ないものの、このような活動を小児診療所から発信してくことで地域全体の救急に対する意識が高まり、また正しい知識が定着することで実際の蘇生率の向上にもつながるのではないかと考えました。

反省点としてはインストラクター側としてやや準備不足でもう少し体系的に指導できたのではないかということ、(特に私自身、乳児BLSを指導することがかなり久し振りでやや知識に曖昧なところがあった)またインストラクターをもう1名用意できればさらに余裕をもった指導ができたのではないか、ということです。

会全体としては非常に和やかな雰囲気で進行し、実際に次回も開催されそうな様子なので、今後このようなことに声が掛かるようであれば今回の反省点も生かして、よりクオリティーの高い学習会をKCFMとして開催できるようにしたいと考えます。

協力いただいた皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。