2012年2月 6日(月)
みなさまは今まで医療機関にかかったとき、「この問題は、私の専門ではありません」と話も聞いてもらえなかったり、「病気と心の葛藤を区別した対応を受けてどうも納得がいかない」といった体験をお持ちになったことはありませんか?
家庭医療とは、古くはギリシャ時代に生まれた、人全体をみる医師(General Practitioner)に端を発し、時代の変遷とともに主に欧米で領域が整備され、学問的に確率した分野です。その特徴は、疾病臓器(病のある臓器)、患者の性別、年齢、その他医学的技能の専門性にとらわれず、患者の健康問題を幅広く担当することにあります。
すなわち家庭医療を専門にする医師は、あなたのうちにある臓器や疾患はもとより、こころにわき起こる心配や苦しみも、そしてあなたの外にあってあなたに関わる家族と地域、社会を含めてあなた全部を専門にしています。
当院は、日本家庭医療学会に承認された教育プログラムの一翼を担っており、このような地域に貢献する心優しい家庭医を養成する教育施設として、家庭医養成に携わっております。
京都協立病院 内科医長 玉木 千里