2009年プライマリ・ケア関連学会連合学術会議参加報告

2009年プライマリ・ケア関連学会連合学術会議参加報告
2009.9.1
玉木千里

学会期間)2009.8.21-8.23
会場)国立京都国際会館

<参加したWS>

●ALSO(Advanced Life Support in Obstetrics) イントロダクションコース
23日16:00~18:40

【ALSOについて】
いわゆるALS(Advanced Life Support)の産科版。
1991年にACLSとATLSに基づいて、ウィスコンシン州の一般診療医師二人がALSOを考案し、1993年にコース権利はAmerican Academy of Family Physicians(AAFP─米国家庭医学会)によって認可され、現在全米ではほとんどの分娩施設において、分娩に関わる医療プロバイダーがALSO の受講を義務づけられている。またALSOコースは世界的に普及活動が行われており、2009年現在までに、50ヵ国以上でプロバイダーコースが開催され、10万人以上がALSOコースを完了しているとのこと。

日本では2008年に金沢大学の周生期医療専門医養成支援プログラムグループが、米国家庭医療学会から日本でのALSOセミナー運営権を取得し、 2008年11月に金沢大学医学部にて初めてプロバイダーコース、インストラクターコースを開催した。2009年4月1日より日本におけるALSO普及活動は、NPO法人周生期医療支援機構(本部:石川県金沢市)がALSO-Japan事業として運営をおこなっているとのこと。(http://www.oppic.net/item.php?pn=also_japan.phpリンクを参照)

【内容】
本来は丸2日間のコースであるが、今回は、ミニコースとのことで時間の関係で産科救急の1つである「肩甲難産」がチョイスされていた。
まず、肩甲難産の解除の方法をスライドを使ってレクチャーを受け、その後実際にハンズオンで、母体の人形から胎児をとりあげる実技を練習した。
HELPERRとは、H:Help, E:Evaluation for Episiotomy(会陰切開が必要かの評価)、L:Legs(母体の臀部を屈曲させて産道を広げる:McRoberts法), P: Pressure(腹壁から圧をかけて胎児を押し出す), E:Enter the vagina(指を膣に入れて胎児に回転を加えてつっかえを解除する)、R:Remove posterior arm(胎児の後ろ側の腕をとりだす)、R:Roll the Patient(患者を四つ這いにする)、のことである。

【感想】
プライマリ医の産科への進出の機運を反映してか大変な人気のコースとなり、ハンズオンできる受講生が限られている中で、ラッキーにも申し込みが早くてその限られたメンバーとなることができた。
インストラクターの多くが米国でFPとして働いていた顔なじみの先生ということもあり、まったく臨床経験のない実習であったがわりと身近に感じて楽しく参加することができた。
現在、ALSO-Japanは立ち上がったばかりで、インストラクターが少なく、コースの開催もまだまだ少ないのが現状。今後、KCFMでもマタニティ分野を研修に取り入れていくことができるなら是非とも必須コースと位置付けていきたいところ。先を見越して、私も本番コースの受講の機会をうかがいたい。

 

●外来診療でエビデンスに困ったら~DyneMedを用いてEBMの適応、実践を探る~
23日 8:30~10:00

【概要】

 

●池田雅之先生と医学・医療をとことん語ろう
23日 13:10~16:10

 

<参加したシンポジウム>

●中堅医師と若手医師の悩みと楽しみ~明るい未来に向けて~
23日 7:30~8:45
【概要】

 

【出雲家庭医療学センター後期研修医3年目 高橋賢史先生】

 

【奈義ファミリークリニック 田原 正夫先生】

 

【川崎市立多摩病院 大橋博樹先生】

 

【奈良市立月ヶ瀬診療所 藤原靖士先生】

 

<今回参加しての全体の感想>

以上

: 2009年プライマリ・ケア関連学会連合学術会議参加報告
http://www.kcfm.jp/article.php/20090916095421641