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 2018年10月23日(火)

冬期セミナースタッフを二年振り返って

  • 2010年2月22日(月)
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佐々木 隆史です。二年間スタッフとして関わったセミナーの報告をします。
H21年・H22年の日本家庭医療学会主催の第4回・第5回の「若手家庭医のための冬期セミナー」を運営スタッフとして関わりました。
家庭医療学会の定期会合は、春の総会、夏の医学生初期研修医対象、秋の実地医家対象と冬の若手対象と四回あります。
ようやく軌道に乗りつつある専門医認定プログラムを経て、初めて世に出る家庭医療認定医を質高くサポートしようという理念でセミナーを構成しました。

私を含め五人、名古屋大学総診の成島先生、地域医療振興協会の宮地先生・渡邊先生、北海道家庭医療学センターの松井先生がスタッフとなりました。ほとんど初対面のスタートでした。
 
一年目は、前年度からの引き継ぎもなく、ほぼゼロからのスタートでした。みんな各地に散らばっていたので、インターネット会議にて議論に議論を重ねて、テーマ、ビジョンを決めていきました。顔をあまり知らずに会議をして、夏秋の会合で顔を合わせて思い出すという、いわば現代風の変わったスタートでした。

「冬期セミナー」という一つの目的に向かって、テーマ・ビジョンという抽象的なものから、ワークショップの内容を決めて、参加者の満足や会場運営という具体的なアウトカムとして出す。一連の流れは、一定の集団に対してビジョンを伝える方法論を学んだことだけでなく、家庭医療学に対する自分の考えも整理する大きなきっかけとなりました。また、準備や依頼を通して様々な先生と知り合い、意見を交わすこともできたのも大きな成果です。多くの上の先生が、日本の家庭医療学の発展のために惜しみなく協力して頂けたことは、勇気となりました。
 
二年目は、経験を共有し智を繋ぐ、我々が苦労したゼロからのスタートをなくすことを目的に、翌年を担う人をサブスタッフとして、同じ京都家庭医療学センターの中村先生を始め七人の先生に手伝ってもらいました。

大人数になれば、メリットもデメリットも出てきました。皆で顔を合わせるわけではないので、ネット上で議論をしていると、時間的にキリがありません。議論や意志決定は今までの五人のスタッフでおこない、情報共有+アルファをみんなで行うことで、時間を使い分けました。

実働部隊が増えた分、仕事が減りましたが、情報伝達・確認が不確定のまま、それぞれが動いていたということが否めず、終わってから様々な反省点が噴出してきました。運営側の規模でもやることが変わってくる、というより、規模が大きくなれば、意思疎通よりもシステム化が、このくらいの規模でも必要なのかと痛感しました。
 
みな、自分の仕事をしながらのスタッフ活動であったので、上手で楽しめるスタッフ運営が今後も必要かと思います。私はメンバーに恵まれて十分に楽しめました。同様に、スタッフもセミナー自体にある程度はしっかり参加できる枠組みも確保することも大事にしていました、基本的に自分たちも受けたいと思うプログラムを作っているのですから。
 
ということで、あっという間の二年でした。高齢化社会・高度の医療分化などなどと「時」は家庭医を必要としており、学会も規模も人数も増えてきています。若手家庭医の成長に少しでも役立てれば幸いですし、役に立ったという自負はあります。今後も楽しみな世界、セミナーです。