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 2018年4月26日(木)

2010年PC連合学会発表「ショーケースポートフォリオ発表会の学習効果について」

  • 2010年6月27日(日)
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中村琢弥です。
2010年開催の第一回プライマリ・ケア連合学会学術大会にて口頭演題を発表しましたのでその報告をいたします。
 

このたび2010年6月26日?27日に東京国際フォーラムにて行われました「第一回プライマリ・ケア連合学会学術大会」の様子を私自身の口頭演題の取り組みとともにレポートいたします。

 東京国際フォーラム

今回は3つの学会が一つに融合してプライマリ・ケア連合学会として生まれ変わって最初の学術大会でした。さすがに家庭医療学会の時とはメンバーが少し異なり…というよりはさらに広がり、様々な人達が出入りしている非常に大きな学会となっておりました。WSもたくさんあったのですが、その多くはいつの間にか締め切られてしまい、私は残念ながら参加することがかないませんでした。
それ以外にも多くの方と交流ができたのでそれだけでもかなり意義のある会でした
(写真は冬セミナースタッフの皆さんとの一枚)。


 
さて、今回私は口頭演題にチャレンジすることになりました。
昨年度の学会ではポスター演題に挑戦し、成果を挙げていましたので、今年は違うことをしようとずっと思っておりました。そこで、今回は前回の発表を異なる角度から検証し、洗練した内容を「口頭演題」としてエントリーしました。内容はポートフォリオ学習、とりわけショーケースポートフォリオとされる内容についてです。ポートフォリオは学会認定に必要とされるなど、現在の日本の家庭医には避けては通れない学習ツール・評価ツールとなっております。しかし、その割にはその内容はあまり検証されておらず、多くのプログラムにおいてもてあまされている印象を受けます。そこで、今回はその内容を紐解き、特にショーケースポートフォリオ発表会は意味があるのか、という命題で発表を試みました。

それを思い立ってから第二回の発表会を舞台として研究しようと思い立ち、すぐさまアンケート用紙・フィードバック用紙を発表会に間に合わせました。非常に即席で作ったものでしたので、この過程については多くの反省が残るところですが、それでもたくさんの人の協力を得て貴重なデータを集めることができました。


 
次はそのデータを解析することの難しさに直面しました。方法論は質的研究がよいのか、しかし私はその方法論を知らない…しかし、抄録締め切りは迫っているという状況。そこで、今回は背伸びせず、アンケートを純粋に見渡してそこから多数と思われる意見を抽出するという解析方法としてはやや問題ある方法をとることとなりました。それでも、ポートフォリオをわかりやすく解説するという目的を果たすうえでは意味のあるものとなりそうでした。

その後、幾度かの予演会を経て、ようやく発表内容は完成し、当日を迎えることになります。
当日の様子は動画で撮影し、you tubeにアップしております。





全発表は7分間、3分間の質疑応答時間が与えられました。全体の発表内容のボリュームを絞りきることができなかったため、その内容を可能な限り話しきるため、発言原稿は全て文章にあらかじめおこすこととしました。ほとんどそのようなものがなくても話すことはできるのですが、不確定要素が多いこと、「あ?」とか「え?」とかの単語が混じってタイムロスすることも考えられたため、そのような準備を行うこととしました。結果としてはジャスト7分間で話しきることができました。その反面、やや顔が下向きの発表となってしまったため、プレゼンテーションのゼスチャーとしてはまだまだ改善すべき点があったと思います。

 

質疑応答では「ショーケースポートフォリオはどの程度の期間で行われるのがベストと考えるか」と「学年があがるにつれ、その内容は洗練されてきたか」の2点が質問に挙がりました。ともに非常に興味深い命題で、質疑応答中に全てを答えきることができるものではなかったのですが、今後継続して考えていきたいと思います。

 

終わってみればとても苦労したものの、ひとつの形としてまとまったものを発表できたのは良かったと思います。少なくとも去年よりさらに成長した内容を世に打ち出すことができたと思います。これも、京都家庭医療学センターの皆様の協力のおかげです。本当に感謝です。来年度はさらに発表した内容を打ち出せるように頑張りたいと思います。そして、今後も京都家庭医療学センターから世に質の高い情報が発信できるようにしていきたいです。
以上です。