【報告】第3回 院内ACLS講習会
文責:玉木 千里
- 日時:2010/6/26 木曜日 18:00~20:00
- 場所:3階リハビリPT室
- インストラクター:全7名 (医師)玉木千里、宮川卓也、中村琢弥 (看護師)大槻多恵子、清水麻里、新宮直美、佐藤美鈴
- 参加者:院内スタッフ総勢18名(3階Ns4名、4階Ns9名、外来Ns3名、3階介護職1名、(リハビリ1名)
- 準備物品:綾部市立病院にお願いして、以下を準備した。 レサシアン1体、AEDトレーナー2個、ハートシム1体、気道管理トレーナー1体、その他病院から準備した物品)板書1セット、ポケットマスク1つ?、ALSの流れのラミネートカンペ(全員分)、ALSのハンドアウト(全員分)、おやつ
- コースの開催の目的:急変後最初の10分間の初期対応ができるようになる
- ブース設定、獲得目標と担当
| |
ブースの獲得目標 |
担当 |
| BLS |
1、急変患者を見たときの最初の一歩を踏み出せるようになる
2、絶え間ない、質の高い胸骨圧迫をマスターする |
大槻多恵子 |
| AED |
安全な除細動のかけ方をマスターする |
宮川卓也
清水麻里 |
| Airway |
1、BVMを用いて有効な換気ができる/過換気の有害性を知る
2、気管内挿管の補助 |
中村琢弥
佐藤美鈴 |
| Monitor |
1、安全な除細動のやり方をマスターする
2、心停止のモニター波形を覚え、1次対応につなげる |
玉木千里
新宮直美 |
★タイムスケジュール
| |
18:00~19:00 |
19:00~20:00 |
| グループ1 |
BLS/AED |
Airway/Monitor |
| グループ2 |
Airway/Monitor |
BLS/AED |
★ コース運営について
- 24名を2グループに分け、それぞれのグループが1時間毎にBLS/AEDブースとAirway/Monitorブースを回った。BLS/AEDは1時間を使って、Airway/Monitorブースはさらに2子ブースに分けて、30分ごとにそれぞれを回った。
- 主に、スキルを学んでもらうコースのため、Hands On形式のトレーニングに時間を割くように意識した。その中でもBLSにおける質の高い胸骨圧迫をマスターしていただくことを目標にコース中終止強調して指導した
- 休憩時間は、おやつブースを準備。しばしのいこいの場を演出した。
- コース修了者には、修了書をコース終了時にお渡しした。
★事後アンケート結果
主なものは以下の通り
| |
理解できた |
少し理解できた |
あまり理解できなかった |
| BLS |
77% |
23% |
0 |
| Airway |
73% |
27% |
0 |
| Monitor |
17% |
83% |
0 |
★自由記載
- 繰り返し、学び続けることが大切だと実感した。明日は何かあれば動けそうだけど、時間が経つと忘れると思う
- モニターとマスクの使用は初めて。実際に行ってみて間違った方法が有害だったり事故をおこすという事も間違った認識をしていたことからよくわかった
- 実際バッグバルグマスクを握ったのは初めてで、加減や空気がもれないようにするのが難しかった
- まず、院外でBLSが必要な場合を発見したら踏み出す勇気をもちたい
★全体の所感と課題
- 満足度からは、まずまずのできであったか?コース開催も3回目となり、だいぶノウハウが定着してきている印象
- 受講生は、キャリアであったり、職種であったり、背景が多様化しているが、共通していることはみなモチベーションが高いこと。今後もコース運営の継続と質の高いインストラクションを必要とするニードを感じた。
- 一方、モニターブースは、やはり高度な知識(心電図波形の読み、ALSの流れ)と普段は使わないスキル(実際の除細動、リーダとしての指示だし、全体の流れの評価)が入っているため、なかなか短時間で到達度をあげるのは難しい。今後、知識を補う形でレクチャーを織り交ぜて、レベルの底上げを図るのを実技訓練とのセットで行うのがベター。
- また、個々の受講生がどの程度質の高い胸骨圧迫ができているかは、実際玉木は確認ができない。可能なら、シムの「ACLSトレーニング」を用いた胸骨圧迫音質評価を取り入れたいが、時間的に厳しい。「ACLSトレーニング」を用いた「胸骨圧迫体験コーナー(仮称)」と称して、昼休みなどにチャレンジできるように会議室にでもセッティングしておく、というのはいいかもしれない。
- 除細動器は、当院外来に置かれているものを毎回利用しているが、できれば普段から使っているものの方がいい。次回からは、4階の除細動器を使えないか。
- さらに、次回からはついに当院で採用になる?「トーマス君」を用いての気管チューブの固定を行いたい。
★Next Step
1、除細動器は4階のものを使えるように
2、昼の時間などを利用して、ハートシムのACLSトレーニングを用いて胸骨圧迫の質を体験してもらえるようなコーナーの設置の検討
3、モニターを初め、救急の蘇生の現場で必要な知識の補完を目的に、レクチャーを行う
4、可能なら、次回以降、気管チューブの固定用に「トーマス君」を利用して指導できるように
以上

