RSS2.0フィールド

RSS2.0フィールド

Multilingual Translation

QRコード

QR code

オンラインユーザ

ゲストユーザ: 3

 2018年12月10日(月)

医療懇談会 「上手なお医者さん受診」

  • 2010年10月 7日(木)
  • 閲覧件数
    2,774

中村琢弥です。
2010年10月07日に患者様自宅にお呼ばれして、医療懇談会の講師をいたしましたのでその報告を行います。

京都家庭医療学センターのシニアレジデントの中村琢弥です。
2010年10月7日に私が赴任する診療所の患者様自宅にて医療懇談会を行いました。
 上手なお医者さん受診1
今回は前回9月に行った医療懇談会の評判を聞きつけて、「うちでもやってほしい!」とのご依頼がなんと当日のわずか4日前にあり、非常に期間は迫っていたものの、とてもありがたい申し出であるとのことで、二つ返事でお受けしたことで実現しました。

対象は当診療所かかりつけ患者様とその周辺住民の方々。さらに当診療所の看護師2名と事務員1名が助っ人にきてくださいました。当初自宅で行うとのことで「来ても数人かなー」と思っていたら、集まってみたら非常にたくさんの人が!結局10名を超える方が部屋に集まって医療懇談会が始まりました。

今回のテーマはかなり期限が迫っていたので私に選択を完全にまかされてしました。
こういう"完全におまかせ"パターンは逆に非常に難しいです。

ニーズ聴取を行う時間もなかったため、かなりテーマを決めるのに難渋しましたが、
結局、普段感じている医療受診の疑問などをまとめてみることにしました。

タイトルは「上手なお医者さん受診」。

よくある診察シーンを取り上げながらクイズ形式で誤解をときつつ、明日から役立つ正しい知識を身につけていただくことを目標としました。
 上手なお医者さん受診2
中身としては大きく以下の中身を取り扱いました。

1,創傷処置
・・・実は消毒よりは流水洗浄が現在は強調されていることを説明、意外と知らない日常医療があることを導入として使用。

2,風邪の予防
・・・手洗い、マスク、うがいのそれぞれのエビデンスを紹介。それぞれの大切さを強調しつつ、間違いの知識を正しました。

3,受診時に持参したいもの
・・・自分が内服した市販薬も持ってくるように説明。ついつい忘れちゃうんですよね・・・何を飲んでいたのかとか。

4,鼻水の色
・・・色がついているからといって細菌感染とは限らないということ。たまにこれだけで抗生物質をほしがる方もおられます。このことは耐性菌問題とからめて説明しました。

5,風邪の予防
・・・手洗い、マスク、うがいのそれぞれのエビデンスを紹介。それぞれの大切さを強調しつつ、間違いの知識を正しました。

6,インフルエンザ
・・・インフルエンザ検査の特徴を説明。これからの季節に向けて、計画的なワクチン接種を啓蒙しました。

7,新しいワクチンについて

・・・特に肺炎球菌ワクチンと子宮頚癌ワクチンを説明。知らない人も多く、「へーそんなものが!」という反応が多かったなぁ。

8,感冒の危険なサイン
・・・こもった声(=急性喉頭蓋炎)や毛布をかぶるような悪寒振戦(=敗血症)を説明。比較的判断の容易なサインを紹介しました。

これらの後に「医者にかかる10箇条」リンクhttp://www.coml.gr.jp/10kajyo/を説明しました。これはかなり家庭医の概念なども含まれたとても使えるものだと感じており、今回の講演の締めに採用しました。
 上手なお医者さん受診3
結果として、非常に大盛況のうちに終了しました。質疑応答も大変盛り上がり、随所に交えた笑いの種もうまく機能してくれて、双方向性の保たれた講演を演出することが出来ました。

Next stepとしては、少し講演のスピードが早口だったかな、ということです。集まった方は多くは高齢者であり、ペーシングがうまくなかった可能性がありました。このあたりはまた講演を繰り返しながら学習していきたいです。

 上手なお医者さん受診4
今回は以上です。精進します。また依頼があるといいなあ。