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 2018年12月10日(月)

コメディカル向け学習会 「血液ガス検査の扱い方」

  • 2010年10月20日(水)
  • 閲覧件数
    4,598

中村琢弥です。
2010年10月15日にコメディカル向けの学習会の講師をいたしましたのでその報告を行います。

京都家庭医療学センターのシニアレジデントの中村琢弥です。
2010年10月15日にコメディカル向けに学習会講師を務めました。

 血液ガス検査の扱い方1

これはこの間当院で実施しております「院内ACLSセミナー」の一環の企画です。
すなわち、院内全体の急性疾患などへの対応力の底上げを図ろうという目的であり、
今回私はACLSとは少し内容が外れるのですが、非常に学習したいとの要望の
多い、「血液ガス検査」についての担当となりました。

 血液ガス検査の扱い方2

私もそこそこの知識はあったのですが、それでも今回は
コメディカルという医療従事者を対象に教えますので、
いい加減な知識を伝えてはならないので、もう一度勉強しなおしました。
この過程が非常に勉強になります。
時間は45分間、最後に小テストを行うことを課題として課されました。
質疑応答も含めますと非常に短いので、かなり内容をスリムにしなければなりません。
そのために、学習する内容を吟味していきました。

 血液ガス検査の扱い方3

結局、行った内容は以下のものになります。

1,アシデミア、アルカレミアの話
用語の混乱があるため、このあたりの整理からまず行いました。
アシドーシス、アルカローシスとは様々混在して、pHを動かしていくんだよと
伝えていきました。

2,血液ガス検査で分かるもの

もっとも大事なものは「酸素化&ガス交換」と「酸塩基平衡」としました。
そして、それ以外に私のところの病院では「COHb」が測ることが出来ます。
この検査は非常に強みであり、救急でそれらしい人がいたら診断が出来ます。

3,呼吸不全の話
I型と?型の呼吸不全を説明しました。なぜこのように区分するのか。
そのようにすることでどれだけ鑑別がつくのか、そしてそのことは
思ったよりも難しくはなく、ある程度簡単に判断できることをお話ししました。

4,sO2とSaO2、そしてSpO2のこと

よく似ているこれらの数字がどのように異なるのかを説明。
単位は基本的なところであり、このあたりで躓いている人も多いようです。

5,酸塩基平衡の話
そして、酸塩基平衡の話。
今回はAGを含む話はなるべく簡潔にし、pCO2とHCO3を用いて、
それぞれ代謝性、呼吸性のアシドーシスやアルカローシスが働いているかを
予測していく話を例題を用いながら行いました。
このあたりは流石に躓いている人も多く、ゆっくり丁寧に説明しました。

 血液ガス検査の扱い方4

これらを行い、最後は小テストを行いました。
皆さん6割以上は獲得されており、概ね理解は良好でした。
アンケートをみてもわかりやすいとの評価を多くいただいたので
企画としてはうまくいったかな、と思っております。

 血液ガス検査の扱い方5

NEXT STEPとしては、時間管理がややおろそかになってしまったこと。
今回、かなり時間が押したため、小テストも含めると、20分ほど超過してしまった。
このあたりは今後よく考えていきたい。

今回は以上です。今回も勉強になりました。