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 2018年12月13日(木)

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

  • 2011年4月28日(木)
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    2,770

中村琢弥です。
2011年4月26日に滋賀医科大学医学生に対して「かぜ症候群」についての学習会を開きましたため、その報告を行います。

 本学習会は母校である滋賀医科大学にあります家庭医療勉強サークルであるFPIGの方々と話をし、「もし可能ならミニレクチャーなんかをしてみたいんだけどどう?」というこちら側からの声かけから実現したものでした。

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

実際に取り扱う内容についてはかなり迷いがありましたが、学生側からは家庭医療コアプリンシプル系と臨床系のテーマがほぼ同程度にニーズがあり、まずはどの科を志望する方にもとっつきやすいテーマから入るべきということ、そして、大学にはありそうでない大切なテーマということで、「かぜ症候群」のワークショップにチャレンジすることになりました。

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

実際当日を迎えるまではかなり内容の吟味がありました。もちろんかぜ症候群についての学習も再度行ったのですが、なんといっても短時間でかぜ症候群について何をどのように語るかがとても難しく、何度も形式の変更を行いました。

ロールプレイを行うことも検討したのですが、参加する学年に幅があることが想定され、一人の知識で望むには荷が重いと考え、それならチームで模擬症例を考える形式ならとして、グループディスカッション形式をメインにすることに決めました。

またかぜ症候群の中身についても、よくある「かぜのピットフォール」をあえて分量を減らし、かぜ診療の基本的流れ・分類など骨組みが正しくつかめて今後の学習の核となるような中身を扱うように焦点を絞りました。

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

当日はサークルの皆さんの声かけのかいもあり、平日放課後という時間ではありましたが、実に18人もの参加者に恵まれました。これまで培ったプレゼンスキルを活かし、なるべく双方向の議論が展開されるように意識的な質問やフィードバックを行うように心がけました。
米国内科学会の提唱する4つの分類に始まり、副鼻腔炎診療、溶連菌診療、肺炎診療や予防についてのエビデンス、診療フローチャートを示し、最後にグループで練習問題をこなして終了となりました。

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

結果としては、非常に大盛況でした。グループディスカッションがよいアクセントになったようで、あまり難しい理論に終始することなく、かぜ診療のエッセンスを楽しみながら体験できるワークショップが展開できたと思われます。
終了後も議論が盛り上がり、「次も絶対来ます!」とのうれしい声を聞こえました。アンケートの内容としても概ね好評で、こちらがアウトカムとしていた骨組みをつかめるようなセッションに出来たことを実感できるものでした。

滋賀医大 家庭医療学習会「かぜ症候群」

Next Stepとしては、やはりタイムマネージメントです。今回提示された時間は60分でしたが、実際には90分かかってしまいました。アンケートでは「90分話してもらえてむしろよかった」の声も大きかったのですが、これは素直に反省して、今後のマネージメントには活かすべきと考えます。
この学習会は連載企画として行う予定となっていますので、今後も母校の家庭医療学の普及に少しでも貢献できるような、楽しいセッションを用意できたらと思います。

報告は以上です。