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 2017年12月18日(月)

KCFMの後期研修修了式

  • 2012年5月20日(日)
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 KCFMの玉木です。
去る4月28日に、KCFMの後期研修修了式を開催いたしましたのでご報告します。

今年で三回目となる後期研修修了式ですが今年は太田敦先生、中村琢弥先生の二名を送り出すこととなりました。
今回は学生さんの参加7名を含む、全27名の参加となり、大変賑やかな修了式となりましたが、これも修了生の人徳によるものだと思います。
KCFMの後期研修修了式

●修了式は以下のスケジュールで行いました。
1. プログラム代表の高木幸夫先生より大会の挨拶
2. 本年度よりKCFMに加わった家庭医療学後期研修生および在宅研修プログラムフェローの紹介
3. 在宅研修プログラムの紹介
4. 後期研修二年目瀧本しおり先生の研修報告
5. 後期研修修了生、太田敦先生よりの発表
6. 後期研修修了生、中村琢弥先生よりの発表
7. 研修修了証および記念品授与  
 
新たに浜崎幹久先生、錦織麻紀子先生、KCFMに加わる!
今年度より家庭医療学後期研修生として新たに浜崎幹久先生 、在宅研修プログラム一期生の錦織麻紀子先生をKCFMにお迎えしました。浜崎幹久先生は長野民医連で2年間の初期研修を終えられています。錦織麻紀子先生は東京家庭医療プログラムの修了生で、ご主人の転勤に伴って今年度より当プログラムに加わっていただきました。

ついに在宅研修プログラム始動!
ファミリークリニック仁和の所長、澤田いづみ先生より紹介を受けました。当プログラムは日本在宅医学会の認定を受けたプログラムで2年前に発足しました が、今期ようやく錦織麻紀子先生を念願の一期生として迎えることが出来ました。ファミリークリニック仁和の訪問診療のフィールドと京都民医連中央病院の緩 和ケア病棟を舞台に「在宅で患者を診きる」ことをキャッチフレーズに展開されるプログラムです。フレームワークはあるものの、実践的な調整はまだまだこれ からの走りだしたばかりのプログラムです。これからの発展 をKCFMとしても支えていきたいと思っています。

多様なセッティング、患者層に対する家庭医療の難しさと面白さを学んだ一年
研修報告のトップバッターは昨年度KCFMに加わり、今年度はたんご協立診療所で2年目の後期研修をスタートされた滝本しおり先生からの発表でした。初期 研修を含めてこれまで10年間の内科のキャリアを持つ滝本先生にとって、家庭医療の世界は新鮮だったようですが、多様なセッティング、患者層において一定 のパフォーマンスを求められる家庭医療の難しさと面白さを学んだ一年だったようです。
この1年を通じて、自信を深めるとともに自分なりの課題を再確認されたようなので、今期は是非たんごという地域設定で家庭医として更に飛躍してほしいと感じました。

KCFMの後期研修修了式

1年目は「継続性」、2年目は「教育」、3年目は「地域」を学んだ後期研修卒業記念講演の最初は太田敦先生の発表でした。
太田先生はいつもの巧みなプレゼンで聴衆を魅了しますが、今回も終始その魅力的な話術の光るプレゼンテーションでした。導入では、初期研修医時代の印象的な2つのエピソードを交え、どうして家庭医療の世界に入ったかを語ってくれました。
初年度は、地域の基幹病院において継続性とDISEASEを学んだ一年。二年目は管理型の研修病院で、初期研修医への指導を通じて教育を学んだ一年。また この年には漢方や小児科を学ぶという選択研修も履修されました。三年目は診療所にホームグランドを移し、地域活動を通じてillnessの大切さ学んだ、 とのことでした。
これからは 、徳島で家庭医療後期研修プログラムを立ち上げる構想を紹介していただき、今それに向かって動き出していること。徳島に拠点となる診療所を確保した、ということを報告いただきました。

KCFMの後期研修修了式

アウトプット型自己学習の先にあるもの
最後のトリは、中村琢弥先生の発表でした。
中村先生は、研修中に経験したり出向先で出会ったりした印象的なケースの中でもとびきりのケースをポートフォリオ的に興味深く発表してくれました。どれも 「中村先生に見てもらえた患者さんは本当に幸福だったな?」と思わせるケースで、感動で胸が詰まる箇所も多々ありました。家庭医として患者家族に心から寄 り添えば、それに見合うだけの「信頼」という報酬が得られることがじんじん伝わってきました。我々の仕事もいいことばかりではありませんが、明日からの診 療の励みになった方も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。
各症例に対する発表もさることながら、中村先生は本当に多くの講師活動を行いました。その活動の範囲は診療所や病院内にとどまらず、地域や湘南鎌倉病院な どの有名研修病院などに及びました。まさに「アウトップしながら学ぶ」彼なりのスタイルが彼という偉大なパフォーマーを育てたのがよくわかるプレゼンテー ションでした。

KCFMの後期研修修了式

発表を聞いて・・・
3方の発表はどれも本当に素晴らしく、家庭医療の研修を通してこんなに素晴らしいアウトカムが達成されるのか、というのが感動をもって伝わってきました。
医師のパフォーマンスを測るとき、いろんな指標があると思います。家庭医は本当に様々な領域でバランス良く安定した、また特定の領域については卓越したパ フォーマンスを発揮できるのが最大の強みだと再確認できました。今後高齢化社会を迎え、特に医療過疎地域においては在宅医療を含めた多様な患者層に対応で きる医師へのニードが増すと思われますが、まさに現代的な日本医療にフィットするのが家庭医のあり方とも言えるでしょう。
 
記念品贈呈とサプライズ!
各卒業生の発表の後には、寺本先生から記念品と修了賞の贈呈を行い、寺本先生から言葉をいただきました。残念ながら、二人とも卒業後はKCFMから巣立たれますが、各場所でも活躍して欲しい、という言葉をいただきました。

KCFMの後期研修修了式KCFMの後期研修修了式

そしてその後に最後にサプライズが…
卒業生のお二人から、二人の血と汗と涙が詰まったポートフォリオを綺麗に製本したファイルと、ベストメンター賞が授与されました。
今回は私玉木が僭越ながらいただくことができました。
これまで指導医として数人の家庭医療後期研修医の先生方と苦楽を共にしてきましたが、これほど嬉しかった出来事はありませんでした。他の指導医の先生方あっての報酬だったことは間違いありませんが、今回は素直に喜びたいと思います。

KCFMの後期研修修了式KCFMの後期研修修了式

以上