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 2017年12月18日(月)

関西PC学会新年セミナーおよび互礼会

  • 2014年1月27日(月)
  • 閲覧件数
    2,325

玉木です。

先日開催された関西PC学会新年セミナーおよび互礼会の報告をさせていただきます。

 

 ■ 開催日時:2014年1月12日(日)14:00〜16:40(予定)

■ 開催場所:大阪歴史博物館4階第2研修室

■ 内容

 1.14:00〜15:50:特別講演1:伊賀幹二先生「私の医師としての半生ー総合診療をめざしてー」

 2.16:00〜16:40:特別講演2:木戸友幸先生「日本の『家庭医療学』の歩み」

 3.17:00〜互礼会

 

■ 感想

● 特別講演1

ケアネットDVDでも人気の伊賀先生のお話。甲子園球児時代→大阪医大のレジデント時代→天理よろず相談所病院のシニアレジデント時代→辛口指導医時代のライフヒストリーだった。一貫してもっておられたポリシーは、「ジェネラルにありたい」ということ。その思いから専門の循環器を「サブスペシャリティ」といって憚らなかった。

「教えれば研修医はかならずできるようになる」という信念をもって、大変なエネルギーで研修医を指導医してきてこられたその姿には先生の大きな愛情を感じた。教育スタイルはかなり厳しかったそうであるが。またプライマリ・ケア医には「循環器のminimum essence」さえ身につけてもらえればいい、「内科医は疾患の自然歴を知らなければならない」「物事を議論するには定義付けが大切。あやふやな定義で議論されていることが多い」など共感できる言葉をたくさん聞くことができて、自分が励まされたような気になった。最近はNLPの手法を外来診療に活かしておられ、「激辛」→「ちょい辛」になられたとのこと。キャリアを一定積まれてもなおその探究心と柔軟な姿勢に感心させられた。

● 特別講演2

厚生省のバックアップする米国への第一次臨床指導医海外留学生の一員として渡米され、家庭医療を学んでこられた日本家庭医療パイオニアの木戸先生のお話。木戸先生の米国ブルックリンでの研修報告やこれまでの活動経歴についてはご自身のブログに詳細に紹介されている。(http://www.carefriends.com/kido/clinic.html

木戸先生らが米国での家庭医療研修を修了されて帰国後、1985年に厚生省によって設置された「家庭医に関する懇談会」において日本に家庭医療を根付かせるべく奮闘されたが参加者の間で合意が得られず、日本の家庭医療の歴史が20年遅れたことは有名なはなし。しかしその経緯については噂レベルでしか聞いたことがなかったが、今回木戸先生から裏話も含めた真実を直接伺うことができたことは私にとっても大変勉強になった。

互礼会では木戸先生の特に語学面におけるユニークな一面に触れ、改めて大変魅力的な人格の持ち主であられることを感じた。

● 互礼会

関西の民医連研修にもよくご助言をいただいている小泉俊三先生や天理よろづ相談所病院の石丸裕康先生など、関西の著名人も参加され、名刺交換ができて大変嬉しかった。巽クリニックの巽先生によるフラメンコの披露など終始楽しいパーティでした。僭越ながら、祭りをテーマにした自己紹介で優勝をいただきました(笑)。

● 全体として

関西にこれだけ高名な先生がおられて、このような素晴らしい話が聞けるということは、関西の家庭医療のポテンシャルをひしひしと感じる機会となった。医師としてのライフワークを考えさせられる大変よい機会となる講演だっただけにもっと若手の先生がたの参加があればよかった。このような先生方やネットワークを駆使して、関西の家庭医療をより盛り上げていきたいと感じた。

 

最後に今回も企画運営に多大な尽力をいただいた竹中医院の竹中裕昭先生に感謝と御礼の意を述べたい。