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 2017年12月18日(月)

第二回 在宅看取りをされた家族の会  開催報告

  • 2014年2月 7日(金)
  • 閲覧件数
    2,401

たんご協立診療所@京丹後市の寺本です。
前年に続き、2013年12月7日に、第二回 在宅看取りをされた家族の会を行いましたので

その報告を行いたいと思います。家庭医にとって、在宅看取りは、特に一人体制では24時間/365日待機が辛いこともありますが、最もやりがいのある仕事のひとつですね。今回は、看取りのあとの家族とそのグリーフケアに焦点を当てています。元々は、看取り後に、個別の家にグリーフケアのための訪問をさせていただいていたのですが、2012年度から時間の確保が困難となったため、このような“在宅看取りをされた家族の会”を開催しています。家庭医療のコアになる“患者中心の治療、ケア”、“継続的ケア”、“家族志向のプライマリケア“”地域包括プライマリケア“の要素がぎゅっとつまった在宅看取り、グリーフケアの報告をさせていただきます。

開催日時:2013/12/7(土) 14:00〜16:00
場所: たんご協立診療所 ホール

公益社団法人 京都保健会 たんご協立診療所

京都家庭医療学センター(KCFM)

寺本 敬

開催趣旨 目標
1.在宅看取りされた家族の方へ、改めて療養介護へのねぎらいとグリーフケア

2.スタッフが、家族の思いをよりよく知り、これからのケアに生かす

参加 合計 21名
ご家族 10名。(事前申込み13名)
当院スタッフ 6名(看護師 4名、事務 1名 医師 1名)
訪問看護ステーションゆたかの ケアマネ 1名
他事業所ケアマネ 4名

プログラム
1. アイスブレイク 10分 (14:00〜14:10)
2.「住み慣れた家で最後のときを過ごすということ」  30分(14:10〜14:40)
3. 自由に懇談 カフェ形式 30分x2 (14:40〜15:10) (15:10〜15:40)
4. まとめ アンケート記入  10分  (15:40〜15:50)

講演「住み慣れた家で最後のときを過ごすということ」


1.在宅看取りの実際 
2.家庭医が行う在宅ホスピスケア      
3.離別
4.受容  
5.まとめ

全体振り返り
ご家族が故人への想い、介護の時の思い出を語り、改めて振り返りをするよい機会となったようです。また、これからの介護の不安がある方もおられ、参考になったようです
スタッフも、ご家族の思い、感じたことを聞き、自分が関わらなかった訪問診療の様子も知ることが出来たこともよかった。
医師が4テーブル中、2テーブルしか回れなかったが、ご家族の方とは全員挨拶、話ができたので良かった。
継続開催の希望や会費をとってもよいのでは、とのご意見もいただいた。
お別れから3ヶ月と日が経ってない方の参加あり、思いが溢れ発言が片寄るテーブルがありましたが、後半にはバランスを保つことができた。
第一回と同様にボランティアスタッフと任務分担して準備が進められたのもよかった。1回目の振り返りを参考にして運営面で改善することもできた。
医師の講演内容は、前年と基本的には同じ構成にしたが、統計の更新と、悲しみを癒やす名言、詩など私自身の心も揺さぶるものを紹介してみたが、まずまず好評を頂いた。

良かった点
・ご家族の癒やし、スタッフの学びという開催目的は達成された。
・ 1回目の振り返りを生かすことが出来た。
・ コーディネーターが全体を見渡して配慮されたので滞りなく進行された。
・ ほとんどのテーブルで和やかな雰囲気の中で懇談できた。一つのテーブルで、発言が一人になってしまうことが前半の30分にあったが、後半にはバランスを保つことができた。
・ 継続開催の希望をいただくほど好評だった。

 


改善点
・ 足元が寒いとの感想があり、空調が順調であるかの確認と、ひざ掛けの準備が必要。
・ スライドがもっと大きいほうが見やすい。
・ 発表時はもう少し、ゆっくりと話す。緊張していて聴衆の反応を見渡す余裕がなかった。
・ 発表スライド、配布資料の準備遅れ。
・ 訪問看護ステーションスタッフの参加が困難だった。(他の行事とブッキング)

学び
・ 終末期の医療者の一挙手一投足、言葉がけはやはり慎重にする必要がある。家族の心にはずっと残る。
・ 下顎呼吸、死前喘鳴のとき、本人にとって呼吸困難が見た目ほどはないことをしっかりと説明することが重要。
・ 主介護者にとって、介護の実際の手伝いはなくとも、ねぎらいの声掛けがあるととても嬉しい。プロの多職種の関わりが有りがたかった、と。
・ 時間が経って参加することができる方もいるので、これまでに参加がなくても引き続き招待はしたほうがよい。

その他
・ グループ分け、席決めがとても重要。看取り後の時間経過、参加者の年齢、キャラなどを考慮する必要あり。1グループ家族の方2名含めて4-5名くらいが適当か。
・ 在宅看取りをやりきった満足感、自信かご家族の方は明るく、力強かった。
・ おかきは、食べるときの音がうるさいかもしれず、和菓子のほうがよいかも。
・ お嫁さんの参加が多かった。

ネクストステップ
・ 今後、ご家族から全体発表できればよりよい。
→ひいては一般対象の会ができるかも。
・ ケアマネから発表してもらってもよいかもしれない。
・ 医師は、時間を決めて各テーブル万遍なく回ったほうが良い。
・ アンケート 参加動機を聞くこと。
・ 空調を快適に、ひざ掛けの準備。