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 2017年10月18日(水)

関西家庭医療ベーシックセミナー 発表報告

  • 2014年8月28日(木)
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    2,241

京都民医連中央病院の草野です。
大阪市立大学で竹中先生主催の関西家庭医療ベーシックセミナーにて90分のお時間を頂き発表させていただきました。タイトルは、「バイオハザード」…え?ゾンビ?いえいえ、お薬の話です。
 

関西家庭医療ベーシックセミナー2014 参加&発表報告
開催日時:2014/8/23(土) 8:30?18:00
場所: 大阪市立大学
京都家庭医療学センター(KCFM)
草野 超夫

発表目標
1. 薬物の適正使用について考える
2.参加者同士薬物の使用法や患者さんに内服いただくための工夫など意見交換を行いあすからの日常診療をブラッシュアップさせる
3.学生さん・薬剤師さんはベテランDRの苦悩や葛藤を垣間見、薬物適正使用に必要なことを一緒に考えていただく
参加 のべ20名
発表 「バイオハザード?正しい薬の使い方」

全体振り返り
薬物による実害、適正使用のためにはどうすればよいか、を4つの症例を通じて考察し、そのあとのディスカッションにて話し合い理解を深めるセッション。今回選定した症例は、(1)高齢男性のPL使用にて尿閉をきたしたケース、(2)スタチン製剤でかゆみを来たした例、(3)チャンピックス希望の高速バス運転手、(4)偏頭痛薬を使いすぎて薬剤性頭痛になった女性。その後、お薬の副作用だけでなく、どのように指導しているか、内服を継続させる工夫、薬価を意図しどう反映させるか、新薬をどう採用しているか等、グループごとに活発なディスカッションが行われた。
ディスカッションの後、Do No Harmの原則を再確認して終了となった。

良かった点

  • ディスカッションが予想以上の盛り上がりを見せ、ほとんどの先生が和気あいあいと意見交換しており非常にいい雰囲気であった。特に指導や副作用の「あるあるトーク」が盛り上がっていた。
  • 薬の企画は初めてで斬新だったという意見が多かった。
  • グループディスカッション時の自己紹介で「好きな薬」をあげてもらうという無茶ぶりをしたが、意外と皆さん小ネタを交えて披露しておられ良い導入となっていた
  • 学生さんも薬はわからないことだらけだけど、現場の先生の悩みが聞けてよかったという感想が多かった。(感想文ではなく終わったあとの聞き取り)
  • 「講師のトークが面白かった」という過分な言葉をいただいた。
  • 症例のネーミングセンスも褒めていただいた(阿玉我 爽さん、如 卯平さんは特に高評価だった)

改善点

  • レベルの高い参加者は議論するまでもなく回答にたどり着いており、症例ひとつひとつをさらっと流し、ディスカッション時間を多めに取ることで参加者の満足度を上げる必要がありそう
  • 対象者は初期研修医以上でないと白熱した議論についていくのは難しい。
  • ベテラン医師でも、日頃プライマリケアに従事していないと議論についていくのは難しそうであった。

ネクストステップ

  • 総論は一般論であまり面白くないかと考慮したが、獲得目標であり、ディスカッションの拠り所ともなるため導入したほうが良いと思われる。
  • 議論は主催者の予想を超えて盛り上がった。特に日常臨床のあるあるトーク、「こういうとき皆さんはどうされてますか?」という問題提起があちこちのテーブルから聞こえていた。参加者を一定絞り込んでグループディスカッションを踏まえるワークショップ形式も面白そうだと思われた。
  • 薬の企画は初めてという参加者ばかりで目の付け所は悪くないと思われる。上記を踏まえさらにブラッシュアップし、来春PC学会、来夏セミナーでKCFMの名を轟かせたい。