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 2018年9月25日(火)

アドバンスケアプランニング(ACP)って何?

  • 2018年9月 3日(月)
  • 閲覧件数
    47

KCFMの宮川です。
2018年8月5日、第30回夏期セミナー in 湯河原で、セッションを実施しましたので報告します。

今回はアドバンスケアプランニングをテーマにセッションを行いました。病気を持っていたとしても、患者さんの人生を幸福なものにするため、医療や療養について本人、家族、医療者が少しずつ話し合いを進めていく。そのプロセスがアドバンスケアプランニングです(日本老年医学会)。今後の医療でより一層重要になってくると考え、学生さんや初期研修医にも知ってもらうために実施しました。

■日時:8月5日(日曜日)14時20分?2時20分
■参加者:医学生7人、看護学生6人、薬学生3人、初期研修医3人(合計19人)

■目標
1.ACPとは何かを知る
2.「自分ならどうか?」「家族ならどうしてほしいか?」を考えてみる

■スケジュール
◎開会のあいさつ
◎自己紹介+アイスブレイク「あなた自身のことを教えてください」
◎レクチャー「アドバンスケアプランニングって何?」
◎SGD「自分ならどうしたいか?」「家族ならどうしてほしいか?」「なぜそう考えるのか?」
◎発表 まとめ


■まとめ
今回は自己紹介とアイスブレイクで時間をとり、参加者の出身地、どんな少年少女だったか、家族、趣味、人生で一番大事にしているもの、などを出し合ってもらいました。人生の「コンテクスト」をお互いに知ることで、その後のディスカッションを活発にすることを狙ったものです。
SGDでは、「事故で意識がなくなって、回復する可能性が低い」というシチュエーションを想定し、『自分なら人工呼吸を希望するか』『自分の父親なら人工呼吸を希望するか』を出し合ってもらいました。ここで一番大事なこととして『なぜそう考えるのか』、言い換えれば死生観、人生観を語ってもらうこと、それをお互いに聞いて認め合うことを意識しました(とても難しい選択なので、「わからない」という答えも当然あります)。
とてもいろいろな意見があり、またいろいろな参加者の背景があり、私自身も想定していなかった議論ができました。「身近に死があり、常に考えてきた」「これくらいの確率ならどうかな」「延命になるとお金がかかる」「一度つけた呼吸器は外せるのか」などなど・・・、意外と現実的でドライな意見もたくさん出てきて、本当に勉強になりました。
学生の皆さんが医師、看護師、薬剤師になっても、日業業務の中で常に意識してほしいと願います。専門性を追求し、時間に追われるようになると、少しずつACPにかけるエネルギーが小さくなってしまうかもしれません。「この患者さんの人生の中で、現時点でどのような医療が最良か」を考え続けてほしいです。

■参加者の感想
参加者と人生観について語り合えて楽しかった
自分に当てはめて考えてから、アドバンスケアプランニングについて説明があったことで、頭に入ってきやすかった。
人工呼吸を実際につけるかつけないかを真剣にかんがえるきっかけになった。
色々な価値観や背景によってACPの捉え方が異なることを知ることができ、医療者でも共通認識がない中で、ACPを考える難しさを感じることができました。
ACPについて、深く知れた。 同じ状況でも他の人たちがどう思うのかの違いを知れた。
難しいテーマで意見を深めることでより理解できました。
みんながどうしたいかの意見を、聞くことができて、自分だとそうは考えないことを感じる人もいることに気づけたのでよかった
参加者で深い話し合いを十分にできた。
実際に考えることができてよかったです。
自分の考えが再確認できる
地域の方々に終末期について考えてもらう機会を設けることが大切だということに気づけてよかったです